「私、今度こそ部屋をきれいに片付ける」
私がそう言うと母親は半笑いで笑った
はいはい、頑張ってねーw
でも、一週間後・・・
キレイに片付いて札束(千円札w)を
手にした私を見ると・・・
私は子供の頃から片付けが大の苦手でした。私の部屋はいつも散らかり放題のいわゆる汚部屋で、友達や家族からはからかわれることもしばしばでした。
こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」を読んでも、他の断捨離や収納術などの片付け本を読んでも、結局いつも捨てられないものが多くて片付かなかった。
読んだときはいつも「これで片付く!」と思うのに、いざ片付け始めると・・・
こ、これだけは・・・
しかし、ある日私は母親に宣言しました。
「私、今度こそ部屋をきれいに片付ける。要らないモノ全部捨てるよ」
と。
しかし、母親は半笑いで「はいはい、また頑張ってねw」と私の言葉をスルーしました。
彼女は私が過去、何度も片付けようとしてはモノが捨てられなくて片付かないことを繰り返していたので、私のことを1ミリも信用していなかったのです。
それでも私は自信があったので、母親の反応には動じませんでした。
だって、今回は秘策があったから。
一週間後、母が私の部屋を見ると・・・
1週間が経ち、母親は私の部屋を見たとき、母は驚きました。部屋はきれいに片付いていて、物が整然としまわれている。
毎回捨てられなかったアレもコレも、もう部屋にはありませんでした。
まるでミニマリストの人のようなスッキリときれいな部屋。
私は完全に勝った気分になりました。
母親は驚きながらも喜んで私を褒めてくれました。「すごいじゃない!びっくりしたわ」と。私は微笑みながら母親に感謝しました。
母親が尋ねました。
「でも、どうやってこんなにきれいに片付けたの?何か特別な方法でも使ったの?」
彼女は私がこんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」を読んでも、メンタリストdaigoさんの「人生を思い通りに操る 片づけの心理法則」を読んでも、結局捨てられなくて片付かなかったことを知っていたからです。
私はにっこりと笑って答えました。
「実は、捨てられないものを捨てて部屋をきれいにするためには、捨てられない気持ちを手放すことが大切だと気づいたの」
なるほどー!
「もしかしたら売れるかも」
「売れるのに捨てたらもったいない」
「これまだ使えるのに」
そういう気持ち。
片付け本でよく言われる
「1年間使わなかったものはもう使わない」
「大切なのは”使える”かどうかではなく”使う”かどうか」
こういうのってすごく納得できるんだけど、でも、それがわかってても捨てられないんだよね。
なんか、頭ではわかるんだけど「気持ち」がついていかないというか・・・
だからいつも捨てられない妥協案として「今度メルカリで売ろう」と思って、結局出品しなかった。
だってメルカリで売るのって出品の写真や文章を考えるのも面倒だし、そこまでやって売れなかったら凹むし・・・
売れたら売れたできれいにして梱包して送るのも大変で、もし「汚い」ってクレームもらったらどうしようとか考えると、結局出品できなかった。
手放せない「気持ち」が消えた!
「気持ち」って手放そうと思って手放せるものじゃないじゃない?
だって買ったとき高かったものなんかは価値がありそうだし、捨てたあとに「もしかしたら高く売れたかも」なんて後悔したら嫌だし。
だから、本当に売れるものなのかまとめて調べてもらったの。無料でね。というか、売れた分のお小遣いも入ってね。
売ってもお金にならないとわかればあきらめがつくし、売れたら売れたでお金になるし。
スマホから申し込んだら来てくれるから出品の手間も無いし、キレイじゃなくてもクレーム言われないし。
ゲームも服も時計もアクセサリも全部まとめて見てもらえて、重くて粗大ゴミに出せなかったイスも持って行ってくれたから新しいイスに買い替えたの!
これが今回私でも片付けができた秘訣なのよ。
結局片付けが苦手って「捨てていいかわからない」「損したくない」っていう気持ちの引っかかりが大きかったのね。
そういうモノが残ったままだからそっちが気になっちゃって他のものも片付かない。でもその気持ちが消えたら残りは一気に進んだの。
あとは仕上げで、本当に捨てたり売ったりできないけどしばらく使わないモノは、サマリーポケットっていうサブスクのレンタルボックスみたいなものを使ったの。
段ボール1箱から使えるトランクルームみたいなもので、契約も解約も簡単で初期費用もかからない。
私は1箱で充分だったから月に400円以下でまとめてスッキリ片付いたよ。